Date:  Wed, 16 Apr 2008 17:10:44 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2008-15号】
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                          No.231 2008/04/16

■ I N D E X
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┣【Topics】「受託開発とエンジニアの幸せ」刊行記念トークセッション
            懇親会開催のご案内
┣【Topics】オブラブ夏イベント!開催日決定
┣【プログラミング】Python世界制覇! 〜 いまそこにあるPython [6]
┗【PF】がんばれ小さなプラクティス [6]

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇「受託開発とエンジニアの幸せ」刊行記念トークセッション 
      懇親会開催のご案内
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・ 

5月1日(木)に開催の「受託開発とエンジニアの幸せ」刊行記念トークセッショ
ン後、懇親会を開きます!
もちろん、講演者もセッションに引き続き参加予定です。
講演では触れなかったことも、ぜひ聞いてみてくださいね。
お気軽にご参加ください!

日  時:2008年5月1日(木) 21:00〜
場  所:個室・炉端料理 かこいや 池袋東口店
     http://r.gnavi.co.jp/kakoiya8/
参 加 費:4,000円
お申込み:下記ページからお願いします
http://chosuke.rumix.jp/main.aspx?id=1LKSJ6cGsmIzCEGJUs5IhjPCjy2xmCZU

◆トークセッションのお申込みとは別になります。
 トークセッションのお申込みはジュンク堂までお願いします。
  ジュンク堂書店
 http://www.junkudo.co.jp/newevent/talk-ikebukuro.html

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 オブラブ夏イベント!開催日決定
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・ 

毎年恒例となりました「オブラブ夏イベント」の、開催日と会場を決定いたしま
した。詳細は追ってご案内いたします。まずはカレンダーに「オブラブ」って
マークしておいてくださいね。
今年も皆さんと過ごすホットな夏!スタッフ一同、皆さまにお目にかかれます
ことを、心から楽しみにしています。

 日  時 : 7月1日(火) 10:00開始 9:30受付開始(予定)
 会  場 : 国立オリンピック記念青少年総合センター(代々木)
              http://nyc.niye.go.jp/

            ※詳細は近日中に公開予定です。お楽しみに!

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■
┗【プログラミング】Python世界制覇! 〜 いまそこにあるPython [6]

こんにちは、オブジェクト倶楽部のHanamysta(花見スタ)、やっとむです。
大阪でおこなわれた花見勉強会、すごい企画ですごい盛り上がりでした!
発電機まわしてプロジェクターで野外プレゼンなんて初めてです。

■appengineだよ、あっぺんじんじゃないよ

そこでやっとむもプレゼンをしてきたんですが、内容はもちろん!
Pythonで世界制覇も夢ではない、話題沸騰世間騒然巷間物議の!
そう、Google App Engine[*1]です!

Google App Engine、すでにご存知の方も多いと思いますが、簡単に紹介して
おきましょう。

・Googleが4/7に公開したWebアプリホスティングサービス
・一定まで無料(容量500MB、トラフィック10GB/月、など)
・スケーリングはGoogleの膨大なグリッド上で実現
・アプリを書く言語はPython!(今後種類が増える模様)
・フレームワーク提供で開発が簡単

■開発が簡単?

これまたあちこちのブログなどで紹介されていますが、本当にとりあえず動か
すだけなら簡単なんです。また、現在アカウント数が制限されていますが、
ローカルだけでも開発とテスト動作はできます。ぜひ、試してみてください。
まずはアカウントを取得してしまいましょう[*2]。

GoogleのGetting Started[*3]から、Hello Worldが動くまでを抜粋してお送り
したいと思います。あ、Pythonは必要ですからね。2.5以上が必要のようです。

1. SDKをダウンロードしてインストール[*4]
2. mkdir helloworld
3. helloworld.py というファイルを作り、以下の内容を入力
    ----------helloworld.py
    print 'Content-Type: text/plain'
    print ''
    print 'Hello, world!'
    ----------
4. app.yaml というファイルを作り、以下の内容を入力
    ----------app.yaml
    application: helloworld
    version: 1
    runtime: python
    api_version: 1
    
    handlers:
    - url: /.*
      script: helloworld.py
    ----------
5. google_appengine/dev_appserver.py helloworld/
6. ブラウザで http://localhost:8080/ を見ると、「Hello World」と表示!

ね、とっても簡単でしょ?アカウントが取れていれば、ウェブ上での公開も
ワンタッチです。ベースはCGIと同等ですが、Django[*5]の簡易版みたいなフ
レームワークも同梱されているし、Djangoも 動作するようです。[*6]

やっとむもお花見用にしょぼいアプリ[*7]を作りました。お花見会場で、みん
なノートPCを持っていて、ネット接続もできるという前提が必要だったため、
誰にも使ってもらえませんでしたけど。ぐすん。

■まとめ

今回は、いままさに世界で一番ホットな、いまそこにあるGoogle App Engine
を紹介しました。ほんとに手軽に使えて、うまくできたら世界に公開もとって
も簡単です。とりあえずいろいろ実験してみるもよし[*8]、個人用のツールを
手軽に無料で使える場所として利用するもよし、スタートアップがスケーリン
グの心配なしにサービスのインフラとするもよしです。
これをきっかけにPythonユーザがぐんぐん増えるに違いない。さあまだ大丈夫
乗り遅れるな!(やっとむ)

[1] : http://code.google.com/appengine/
[2] : http://appengine.google.com/
[3] : http://code.google.com/appengine/docs/gettingstarted/
[4] : http://code.google.com/appengine/downloads.html
      Windows、Mac OS X、Linux等、がある。
[5] : PythonのWebアプリケーションフレームワーク。
      http://www.djangoproject.com/
[6] : http://www.everes.net/2008/apr/09/django-on-google-app-engine/
[7] : http://ohanami-yattom.appspot.com/
      自由にいじってください。いきなり消えたりするかもしれませんけど。
[8] : 現時点で、アプリは3つまでしか置けず、削除もできません。要注意。
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良かった:
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┗【PF】がんばれ小さなプラクティス [6]

こんにちは、オブジェクト倶楽部の水越です。前回『遅刻ルーレット』を紹介
した後に遅刻が発生してしまいました。ダンボール製のルーレットは引越しの
ドタバタで紛失してしまったので、アミダくじで罰ゲームを決めることにしま
した。結果は『一人あたりハンバーガーを5個食べる』。比較的無難な罰ゲーム
でホッとしました。

★【アンケート】気になるランチタイム ホントのところ
皆さん、ランチはどうしていますか?

  職場の近くのお店に行く。
     http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/
  買ってきて職場で食べる。
     http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/
  お弁当をもって来る。
     http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/
  ランチは何も食べない。
     http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/
  ちょっと語らせて!
     詳細をこのメールに返信ください!!

と言うのはウソアンケートです。このリンクをクリックしても何もありません
よ!

★ランチの決定不能問題
私は数人の同僚と近くのお店に行って食べているのですが、どこのお店に行く
かなかなか決まらないことがよくあります。お互いにみんなに気を使って自分
の食べたいものをはっきり言わないからです。この問題を解決するために生ま
れたプラクティスが、ランチプロデューサーです。

★ランチプロデューサー
お昼休みにエレベーターに乗って1階に降りるあいだ、今日のランチで自分が食
べたいお店を考えて決めておきます。エレベーターが1階に着いたら一人ずつ自
分の決めたお店を宣言します。全員の宣言が終わったらじゃんけんをして、勝っ
た人の宣言したお店に行くのです。ここで重要な注意です。じゃんけんの前に
宣言したお店は、じゃんけんに勝った人でも後から変えてはいけません。先に
お店のリストを作成し、後は運に任せるという順序が大切なのです。

★ランチプロデューサーの良い点
この方法だと、最終的な決定はじゃんけんなので、責任を感じたり、特定の個
人を恨んだりといったトラブルは最小限になります。ランチプランを人任せに
しないで自分の頭で考え、その上短時間で決定できると言う素晴らしいプラク
ティスなのです。

★ランチプロデューサーの事故
とはいえランチプロデューサーも完璧なプラクティスではありません。じゃん
けんという偶然の力を利用しているため、たまに事故が発生することもありま
す。2月某日、職場の仲間で朝6時に集合して築地で朝食を食べるというイベン
トがありました。私は残念ながらそのイベントには不参加だったのですが、私
以外の人はおいしいウニやイクラやトロの海鮮丼をたらふく食べていたので、
ランチはあっさりしたものを食べたかったようです。ですが私はその空気をあ
えて読まず、自分に正直に『もうやんカレー』(カレー食べ放題のお店)と宣言
したのです。私の右手もまったく空気を読まず、見事にじゃんけんに勝利した
のでした。朝は海鮮丼、昼はカレー食べ放題で、私以外はつらそうでした。

★次回予告
次回のプラクティスは『席替え』です。お楽しみに。(水越)

★これまでのちいさなプラクティス
バグレゴ
http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/217.html
ほぼ○マインドマップ
http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/221.html
非常階段のぼり
http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/227.html
オフィスのコーヒー屋さん
http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/231.html
遅刻ルーレット
http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/234.html
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┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

今週は「新入社員に、はじめに教えることは?」のホントのところ。会社の
方針にもよるようですが、多くの新入社員は入社直後に研修が待っていること
も多いですよね。さて、あなたが研修担当者だったら!何を教えようと思いま
すか?1つ選んで、教えてください。

  Javaあたりの無難な言語から導入。技術力の基礎的なところから。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=196&choice=0
  マナーや言葉遣いなど。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=196&choice=1
  世の中の厳しさや先輩たちの苦労を語って聞かせる。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=196&choice=2
  将来を期待してプロジェクトファシリテーション。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=196&choice=3
  これからということで、Rubyをたっぷり。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=196&choice=4
  まずはコミュニケーション。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=196&choice=5
  レゴでロボットコンテスト。まずは楽しいところから。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=196&choice=6
  ガンダムから学ぶ強引なひとこと。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=196&choice=7
  会社の理念を徹底的に。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=196&choice=8
  それは秘密です。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=196&choice=9
  ちょっと語らせて!
     詳細をこのメールに返信ください!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「新人のころを振り返って、こうしておけばよかったと思うこと
は?」の結果は公開中。ぜひご覧下さい。
⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vol195/PlonePopoll_results2
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┗編集後記

こんにちは、編集人です。オブラブのミーティングは、月に一度定期的に開催
しています。やっぱりみんな揃うことって大変なんですけど、そこをやりくり
しつつ、何とか頑張っています。
オブラブのスタッフは、仕事のほかに社内勉強会を開催してみたり、コミュニ
ティー活動をしてみたり、翻訳や執筆をしてみたり、ソフトドリンク事業部が
あったり・・・
どこにそんな時間と体力があるの?と思うんですけど、なんだかみんな結構楽
しそうです。もしかしたらそういう活動があるからこそ、仕事にも真剣に向き
合えるのかもしれませんね。スタッフと話す機会があったら、ぜひそのエネル
ギーの源を聞いてみてくださいね。
(上田雅美)

今週の強引な一言
*** 「貴男の敵はジオン軍なんですか?それとも私たちなんですか?」
                                                    ブライト・ノア***
多くのステークホルダが関わるプロジェクトでは、ルールや規律を重んじる傾
向にあるようです。確かにメンバーが多いプロジェクトではルールや規律は重
要な意味を持っています。ですが、そもそも何のためにルールや規律を設けて
いるのか、という観点に立ち返ってみれば、それはプロジェクトを成功させる
あるというところは間違いないでしょう。
四角四面にルールや規律を適用することだけを考えず、時にはルールや規律を
見直したり、例外を認める弾力的な運用をすることで、プロジェクトの成功率
はさらに上がるのではないでしょうか?(dot.)
出典 : 機動戦士ガンダム 第4話

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