Index: [Article Count Order] [Thread]

Date:  25 Mar 2004 17:18:08 +0900
From:  "y-kamite" <y-kamite@....jp>
Subject:  [XP-jp:04960] 【 FYI 】本、ソフトウェアテスト 293 の鉄則
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20040325163405.8F56.Y-KAMITE@....jp>
X-Mail-Count: 04960

今日は、上手@DTSです。

「ソフトウェアテスト293の鉄則」(日経BP)を一年ほど前に買い、ぱらぱらとめ
くって「テストのプロのための本だな」と判断してそのままにしていました。
今回、必要に迫られて読み始めたところ、余りの面白さに、完璧精読をしてしま
いました。すばらしい内容で、アジャイルなプロジェクトの開発者にも大いに役
立つと思いますので、エッセンスだけ紹介します。

序文は、「熊とワルツ」のリスターさんです。
--同僚たちと一緒に読む本を探しているなら、本書がぴったりだ。ダンボールで
買ってきてテストの担当者とその管理者たち全員に配ろう。--

何がすばらしいかというと、私が従来テストに抱いていた、重い、形式的、単純
な繰り返し、非効率、といったイメージが、この本を読んで完全に消えてしまっ
たことです。
何だ、テストのやり方って、状況に合わせて自由に変えていいのか。結構面白そ
うだな。と思った位です。

リスターさんも言っていますが、
--著者らは、ここで披露したテスト手法のアプローチを「状況に応じた(コンテ
キスト)駆動」アプローチと呼んでいる。--
非常に柔軟にテストの内容を組替えていきます。
また、とても人間味にとんだ、暖かい本でもあります。

一番面白かったのは、11章 テスト戦略の立案、です。

鉄則274 三つの質問を携えてテスト戦略を立案せよ
 ・本当に必要か?
 ・誰のためか?
 ・どこまでか?
鉄則276 テストの進め方の指針をまとめたのがテスト計画である
 (・でも、必ずしもドキュメント化する必要はない)
鉄則278 テスト計画は、戦略、段取り、成果物の三位一体とこころえよ
鉄則280 テストケースの(実施済)項目数からは何もわからない
鉄則282 テストの質は戦略に左右されると肝に銘じよ
鉄則287 製品の成熟度の応じてテストせよ
 ・序盤はやさしく扱う
 ・中盤は積極的にテストする
 ・終盤は手を尽くす
 ・最後は細かくテストする
鉄則288 テストをレベルに分けて作戦をたてろ
 ・レベル0「スモークテスト」
 ・レベル1「基本機能テスト」
 ・レベル2「機能テスト」
 ・レベル3「組み合わせテスト」
鉄則289 グレーボックステストを実施せよ

付録 コンテキスト駆動型テスト計画

こんな感じです。

他もみんな面白いですが、特に下の章は参考になりました。

5章 テストの自動化
6章 テストドキュメント
8章 テストプロジェクトのマネジメント
9章 テストグループのマネジメント
 ・部下を一人の経営者として扱え
 ・部下を一人の経営者として評価せよ

---------------------------------------------------
上手裕 y-kamite@....jp y-kamite@....jp
---------------------------------------------------