Date:  Wed, 01 Sep 2010 18:26:58 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2010-34号】
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                          No.342 2010/09/01

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┣【Topics】セミナーを開催します(9/22)
┣【イベントレポート】RubyKaigi2010レポート
┣【PF】現場リーダーの心得 [28]
┗ 編集後記

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 セミナーを開催します(9/22)
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『「無手勝流」から脱却せよ!
   ソフトウェア開発を成功に導くための三層プロセス
   =TOC思考プロセス・CCPM・チームファシリテーション=』
 日 時:2010年9月22日(水) 13:30〜17:00(13:00受付開始)
 場 所:株式会社ビーイング 新宿オフィス セミナールーム
 参加費:無料(事前申込制)

▼講師
加藤立朗 株式会社永和システムマネジメント 技術顧問
西原 隆 ゴールシステムコンサルティング株式会社 チーフコンサルタント
天野 勝 株式会社永和システムマネジメント コンサルティングセンター長

▼詳細情報およびお申込みはコチラ↓
/event/#upcoming

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┗【イベントレポート】RubyKaigi2010レポート

こんにちは、bekkouです。先日、つくば国際会議場にてRubyKaigi2010が開催さ
れました。私は、kakutani、nawoto、ursmと共に「Head First ふつうのシステ
ム開発」[*1]というサブイベントに登壇しました。

当初は、20人から30人程度の参加者を想定していましたが、予想を大きく超え
て、立ち見がでるほどの盛況でした。私は開発者Bというロールで登壇したので
すが、参加した他のセッションと比べても、参加者と登壇者の距離が非常に近
いと感じました。
実装方法について煮詰っていたところで、参加者の方からアドバイスを戴いた
り、質疑応答では質問が絶えなかったことなど、有意義なセッションだったと
思います。

また、コミュニティ・ナイトでは、「第2回をぜひ開催してほしい」という声を
多く聞きとても嬉しかったです。

ただ、残念ながら今回のサブイベントは映像として残ってはおりません。
当日の詳しい様子は、私のブログ[*2]に記事を書く予定ですのでご期待くださ
い。

なお、「ふつうのシステム開発」をもっと知りたい方は Ruby x Agile のサイ
ト[*3]もあわせてご覧ください。(bekkou)

[*1] http://www.slideshare.net/nawoto/head-first-ordinary-system-development
[*2] http://d.hatena.ne.jp/bekkou68/
[*3] http://ruby.agile.esm.co.jp/

● アンケート--「Head First ふつうのシステム開発」第2回があったら・・・
RubyKaigi2010のサブイベント「Head Firstふつうのシステム開発」の第2回が
あったら参加したいですか?

 サブイベントに参加したし、第2回も参加したい!
    /special/kininaru/vote?vol=274&choice=0
 サブイベントに参加したけど、もうお腹いっぱいです。
    /special/kininaru/vote?vol=274&choice=1
 サブイベントに参加しなかったので、第2回は参加したい!
    /special/kininaru/vote?vol=274&choice=2
 サブイベントに参加しなかったし、第2回も別にいいです。
    /special/kininaru/vote?vol=274&choice=3
 ちょっと語らせて!
    詳細をこのメールに返信ください!!

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┗【PF】現場リーダーの心得 [28]

オブジェクト倶楽部メルマガ読者のみなさん、こんにちは。
岡島です。

8月中旬より、私の部署にインターンシップの学生さんがやってきました。短い
期間ではありますが、プロジェクトを通じ一緒に働くことでソフトウェア開発
の現場を体験していただき、何か将来プラスになるものを持って帰ってもらお
うと考えております。
もちろん、ソフトウェア開発のプロではないので、他のメンバーといきなり同
じことを任せるわけにはいきませんが、徐々に慣れていただくために、いろい
ろと工夫をしています。

そのような意味では、インターンの受け入れは、プロジェクトに新しい人が入っ
てきた時に通じることも多い気がします。そこで今回は、「インターン受け入
れに学ぶプロジェクトメンバーの迎え方」と題して、そのポイントをまとめて
みることにしましょう。

● お客様扱いしない
往々にしてプロジェクトに配属されたばかりの時はメンバーを「お客様扱い」
にしてしまいがちです。「できる限りでお願いします」という明確でないタス
クを与えたり、「しばらくこれを読んで待っていてください」などといって、
手持無沙汰にさせるのはあまり良いことではありません。プロジェクトに配属
早々にこのような扱いをされると、やる気をそいでしまう可能性もあります。

もちろん、「気軽に話しかける」「食事に誘う」など、チームに早く溶け込む
ための働きかけも忘れずに。

● プロセス全体を早く体験させる
このような状況にならないよう、プロジェクトのプロセス(というと大袈裟です
が、一日のリズム)を早めに体験させましょう。この時に、朝会・タスクかんば
ん・ふりかえりなどのプラクティスを採用している場合は、より効果的です。
ルールがシンプルなので、やるべきことの型をすぐに理解してもらうことがで
きるようです。もちろん、ペアワークも併せて実施するとよりよいです。

● やりたいことを自覚させる
特にインターンシップの場合は、学生さんのもともと持っているテーマとの整
合性も大事です。プロジェクトを通じて学べることと、本来やりたいことに相
違があるかもしれません。とはいえ、100%やりたいことができないのはプロの
開発者とて同じことです。このような状況の中では、「プロジェクトのコンテ
キストの中で自分のやりたいことは何か?」を自問自答し、自分にとってもプ
ロジェクトにとってもプラスになるようなテーマを見つけてもらえるのが理想
的です。
私の場合は、ポストイットに「自分のやってみたいこと」をとにかく書きだし
てもらいました。このように書きだすやり方は初めてやったそうで、やりたい
ことを自覚すると同時に、新鮮な感覚も得てもらえたようです。また、この付
箋をホワイトボードに貼ってもらうことで、プロジェクトメンバーも「こんな
ことに興味があるんだ」とか「この分野の仕事任せてみようかな」といった気
づきを得ることができます。

今のところは以上3つですが、まだポイントは見つかりそうです。プロジェクト
に配属されるというのは、インターンであっても、開発者であってもドキドキ
するものです。そのような彼・彼女を早くチームに溶け込ませ、プロジェクト
にとっても、本人にとってもプラスに作用するよう働きかけること、これも現
場リーダーの大事な仕事です。(岡島)

■ 永和システムマネジメントの組込みソフトウェア開発
   ICTとETのクロスーオーバーを目指します。
   http://et.esm.co.jp/site/index.html

■「ソフトウェア開発を成功させるチームビルディング」
   現場リーダーの仕事術をチームビルディングの観点から説明しています。
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797352434/xpjp-22

■ okajima_yukioのtwitter
   http://twitter.com/okajima_yukio/

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┗編集後記

こんにちは、編集人のナガタユウコです。今日から9月ですね。子供の頃の記憶
から、もう夏休みの宿題はないハズなのに、なんだか8月31日は落ち着かない、
という人も多いのではないでしょうか?私だけでしょうか>< 新学期が始まっ
たつもりで、今日からまた気を引き締めてがんばりましょう☆
さて、来週の『週刊オブジェクト倶楽部』は、遅い夏休みということで、発行
をお休みさせていただきます。9月15日からまた毎週水曜日に発行しますので、
これからもよろしくお願いします!(ナガタユウコ)

*** オブラブスタッフ自己紹介 ***
No.23 木下史彦
( @fkino, http://fkino.net )
こんにちは。オブジェクト倶楽部の木下です。
私のオブジェクト倶楽部との出会いは2001年頃にさかのぼります。
その頃、私は今とは違う会社に所属していて、まさか自分が「オブジェクト倶
楽部」の木下です、と名乗ることになるとは夢にも思いませんでした。当時は
「オブジェクト指向」「UML」「Java」がホットなキーワードでオブジェクト倶
楽部[*1]やオブジェクトの広場[*2]のサイトをよく見ていました。それに、オ
ブジェクトハンドブック[*3]はいつも手元に置いていましたし、雑誌JavaWorld
の付録CD-ROMに入っていたJude梅[*4]を使っていました。
そんな、オブジェクト倶楽部で育ったような私ですが、2006年からスタッフを
やっています。イベントで事例を発表させてもらったり、LTをしたり、裏方の
仕事をしたり、ときどきメルマガに記事を書かせてもらったりして、少しは恩
返しできたかなぁと思っています。
引き続きオブジェクト倶楽部を、そして、オブジェクト倶楽部の木下をよろし
くお願いします :-) (木下)
[*1] 当時のサイトのURLは http://ObjectClub.jp/ ではなく
     http://ObjectClub.esm.co.jp/ だった
[*2] オージス総研が主催するオブジェクト指向に関するコミュニティサイト
     http://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/
     オブジェクト倶楽部とオブジェクトの広場は2009年4月にイベントを共催している
[*3] http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4894713632/xpjp-22
[*4] 当時、Judeはオブジェクト倶楽部のサイトで公開されていた

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● ご意見、ご感想は         ⇒このメールに返信ください
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