Date:  Wed, 16 Jul 2008 16:58:59 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2008-27号】
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                          No.241 2008/7/16

■ I N D E X
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┣【Topics】イベント参加レポートを募集します!
┣【Topics】ソフトウェアよりもアジャイル、沢田マンションを知っていますか?
┣【特集】オブラブ2008夏イベント参加レポート
┗【プログラミング】Flex2で体験するリッチクライアント[7]

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 イベント参加レポートを募集します!
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・ 

夏イベントの資料公開が始まっています。皆さんもう、ご覧になりましたか?
講演やワークショップの様子が、改めてよみがえりますね。
 ▼オブジェクト倶楽部2008夏イベントHP
 http://www.ObjectClub.jp/event/2008summer/

そこで!イベントに参加していただいた参加者の皆さん!オブラブのメルマガ
で、あなたの参加レポートを書いてみませんか?

イベントで楽しかったこと、びっくりしたこと、面白かったこと、その後持ち
帰って何かを始めたり続けたりしてみたこと。どんなことでもかまいません。
ぜひ、共有したい熱い気持ちを送ってください。

◆豪華な記念品も用意してみました。凄いですよ!
 ・『Railsレシピブック』
 ・『アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣』
 ・『受託開発の極意―変化はあなたから始まる。現場から学ぶ実践手法』
 ・『インターフェイス指向設計 アジャイル手法によるオブジェクト指向設計
     の実践』
 オブラブスタッフが執筆、監訳した本の合計4冊セット!
  直筆サイン入りでお届けです!

【応募について】
 募集期間 : 2008年7月16日〜7月22日(午前中まで)
 レポート : 200文字〜1000文字程度
 送付先  : 2008summer@objectclub.jp
 発  表 : メルマガでの記事公開をもって発表に代えさせていただきます
 その他  : ご応募多数の場合には、抽選にて1名を選ばせていただきます。
             あらかじめご了解ください。

またとないこの機会!ぜひご応募ください。

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 ソフトウェアよりもアジャイル、沢田マンションを知っていますか?
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・ 

沢田マンションとは、沢田夫婦によって建てた手作りのマンションです。マン
ションなのにソフトウェア以上にアジャイルに建設されて、35年以上たった今
でも増改築を繰り返し続けています。
アジャイルプロセス協議会5周年記念セミナーでは、沢田マンションに関する
書籍「沢田マンション超一級資料―世界最強のセルフビルド建築探訪」の著者
である加賀谷哲朗氏を招き、沢田マンションにおけるアジャイル性を多くの写
真を見ながらお話しいただきます。沢田マンションの魅力を知ることの出来る
良い機会ですので、ぜひご参加ください。

招待講演には「ソフトウェア最前線」の著者である前川徹氏をお招きします。
また、パネルディスカッションやライトニングトークス等も行います。ライト
ニングトークスの発表者も募集していますので、われこそはと思う方は企画担
当宛てにメールを送ってください。

■イベント名:アジャイルプロセス協議会5周年記念セミナー
■日時:2008年7月31日(木) 10:30〜18:00
■場所:シダックスホール(東京都渋谷区)
■主催:アジャイルプロセス協議会
■定員:140名程度
■参加費:一般:3,000円/会員団体:無料
■申し込み:http://www.agileprocess.jp/modules/eguide/event.php?eid=18
■お問合せ:アジャイルプロセス協議会企画担当 event@agileprocess.jp

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■
┗【特集】オブラブ2008夏イベント参加レポート

今年は、例年に比べて体験型セッションが多く盛り込まれていました。
その一つに「体験アジャイル開発」というセッションがありました。
今回のレポートではそこで私が目にしたことや気付いたことと、懇親会でので
きごとについてお送りしたいと思います。

●「体験アジャイル開発」ってどんな感じ?

学校の教室のようなところで、参加者4人とスタッフが1チームとなって与えら
れた5つの問題を解決します。
目的は、「テスト駆動開発」と「ペアプロ」を体験して、現場に持ち帰っても
らうこと。
開発言語は、JavaとRubyでした。
各チームはペアボードを使ってお互いに解決法などを出し合って問題に取り組
んでいました。
また別のチームでは、各課題にかかる時間を見積もった上で丸いシールを貼っ
て優先順位付けをするなど、限られた時間の中で効率よく問題を解決していく
工夫がされていました。
また、合間合間でスタンドアップミーティングで「ふりかえり」を行います。
良かった点(Keep)、問題点(Problem)、次にどうしていくか(Try)をスタッフが
ファシリテータ役となり議論していました。

このような体験型セッションでは、
例えば、コードを書きながら思ったことやふりかえりを通して気付いたことを
その場で気軽にスタッフに聞けて疑問を解消することが容易です。
参加者自らが手を動かしているので講演などに比べ収穫が多いように感じます。
個人的には今後ますますこのような体験型セッションが増えていくことを願っ
ています。

●初めての名刺交換

今回は初めて懇親会に初参加しました。実は私は学生時代に3度ほどオブジェク
ト倶楽部のイベントに参加した経験があるのですが、懇親会に参加したことは
一度もありませんでした。
理由は、「技術について何か語れないと話についていけなそうだな。」と思い
こんでいたからでした。
しかし、学生時代とは違い、社会にでた今は多くの人と付き合っていかなけれ
ばなりません。
そこで今回は研修でならった名刺交換を実践する目的もかねて思い切って参加
することにしました。
実際に参加してみると、私のような新人でもこちらから歩みよれば皆さん快く
話してくださいました。
特に話すネタがなかったとしても例えば「今日の発表のスライドすごかったで
す。どうやって作ったんですか?」なんて話しかけるのもありだと思います。
(実際私はそうやって先輩にアプローチしてみました。)
そこから仕事の悩みだったり、プライベートなことだったりといろいろと会話
が広がっていくと思います。
懇親会で会話の主導権を握るようになるにはまだまだ修行が必要だと思います
が、次につながる第一歩が開けたのではないかと個人的には思っております。
そして次回参加時は今回よりも多くの皆さんとお話できるように話力を鍛えて
いこうと思います。
会場にて気軽に名刺交換に応じてくださった皆様、本当にありがとうございま
した。

●最後に一言
オブジェクト倶楽部は、技術の勉強をする場であると同時に人と人との出会い
の場でもあると思います。
是非、イベントを利用して社外のあんな人やこんな人と交流を持ってみてくだ
さい。
もしかしたらそこでの出会いが皆様の将来を変えるかもしれませんよ。(黒岩)
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良かった:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=H005-13&choice=0
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イマイチ:
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■
┗【プログラミング】Flex2で体験するリッチクライアント[7]

ついにiPhone 3Gが世界中で発売となりました。早速のバラしレポートや、TVな
どでも多く取り上げられています。思ったほど入荷も少なくなく、表参道店に
は長蛇の列ができていたようですが、すでに入手された方も多数いるのでしょ
うね。ワタシにはTouchがある、Touchがあれば十分、と自分を慰めるauユーザ
です。。そういえばメールに絵文字が使えないのは良し?として、UTF-8でしか
送れないという噂は本当なのでしょうか???
もしそうだとするとauユーザはiPhoneからのメールを受け取れないのですが、
ハテ...

さて前回[*1]は画像を横に並べて、中央の画像以外は台形表示してみました。
今回のメルマガでは、スクロール処理とアニメーション効果を付ける手順を整
理します。

■アニメーション効果を簡単にするAnimateProperty
Flashでは、AnimatePropertyを使うと簡単にアニメーション効果を実現するこ
とができます。AnimatePropertyには、指定したプロパティの値を現在の値から
終了値まで変化させる機能があります。つまり位置を移動させたり、定型的に
図形を変形したい場合など、特定のプロパティを非同期に操作することができ
るのです。 

_animation = new AnimateProperty(h_frame);
_animation.property = "horizontalScrollPosition";
_animation.toValue = to;
_animation.target = h_frame;
_animation.duration = Math.max(300,Math.abs(to - h_frame.horizontalScrollPosition));
_animation.easingFunction = mx.effects.easing.Quadratic.easeOut;
_animation.play();

このコード意味は、以下のとおりです。
1. horizontalScrollPositionというプロパティを、toの値まで変化させます。
2. horizontalScrollPositionというプロパティは、h_frameオブジェクトにあ
   ります。
3. 値を変化させる時間は、300ミリか現在位置から到達位置までの区間ミリ秒
   の大きい方です。
4. イーズアウト効果を使います。
5. アニメーションを開始してください!

■その他のエフェクト効果
FlexにはAnimateProperty以外にも画像をトゥイーン加工させるAPIが揃ってい
ます。
 ・ぼかし
 ・フェードイン、フェードアウト
 ・回転
 ・ズーム
 ・移動
ただこれらもAnimatePropertyを使って、特定のプロパティを操作すれば結果と
して同じ効果を得られるものがあります。
例えば、移動はx,yの座標プロパティを変化させれば良いし、ズームはw,hのサ
イズプロパティを変化させれば同じ効果を得ることができます。
つまりAnimatePropertyだけでも知っていれば、万能なエフェクトを実行するこ
とができるのです。

■続きはBlogで
前回も紹介しましたが、これまでの記事を含め、下記Blogで補足しています。
http://my.opera.com/sizuhiko/blog/index.dml/tag/CoverFlow
本記事について、引き続きこちらで詳しく解説&Flashのデモも実行しています
ので、ぜひご覧ください。

■まとめ
AnimatePropertyを使って、小さなアプリケーションを作ってみると、Flexでも
視覚的にカッコイイものが簡単に完成します。前回までのただ画像が表示され
ていたものから、今回のサンプルではホンモノのCoverFlowに近い見た目が実現
されていると思います。ただ驚くほど修正は少なく、簡単にアニメーション効
果がついたのもわかったでしょう。
こんなFlashアプリケーションを作るのは難しそう、と思っていたようなものも
案外簡単なソースコードで実現されているのかもしれませんよ。

■次回予告
マウスイベントを取得して、画像をめくる方法を増やしてみたいと思います。
ご期待ください。

[1] : これまでのメルマガアーカイヴ
      第1回: http://www.ObjectClub.jp/ml-arch/magazine/209.html
      第2回: http://www.ObjectClub.jp/ml-arch/magazine/214.html
      第3回: http://www.ObjectClub.jp/ml-arch/magazine/228.html
      第4回: http://www.ObjectClub.jp/ml-arch/magazine/232.html
      第5回: http://www.ObjectClub.jp/ml-arch/magazine/238.html
      第6回: http://www.ObjectClub.jp/ml-arch/magazine/244.html
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┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

今週は「コミュニケーションでの悩みはどんなことですか?」のホントのとこ
ろ。イベントのアンケート見ていると、「コミュニケーションについて学びた
い」という声がちらほら。チームで仕事をするということは、多くの人たちが関
わるわけですから、コミュニケーションがうまく取れないと、さまざまなこと
が日々起こりますよね。さて、そこで質問です。「コミュニケーションでの悩
みはどんなところですか?」ひとつ選んで教えてください。

  ふりかえりや会議などで話がうまくまとめられない。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=208&choice=0
  チームや組織に会話が少なく、仕事に影響がある。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=208&choice=1
  部下やメンバーを育成するのにどう接していけばよいか分からない。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=208&choice=2
  自分が伝えたいことを正確・論理的に伝えられない。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=208&choice=3
  顧客やメンバーより要求や本音をなかなか引き出せない。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=208&choice=4
  交渉ごとがいつも相手の有利に運ばれてしまう。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=208&choice=5
  価値観が違う人と働くときにどう接すればよいかわからない。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=208&choice=6
  異性と仕事をするときに「なんか言いにくいなぁ」。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=208&choice=7
  残念ながら、それほど困っていないんだよね。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=208&choice=8
  それは秘密です。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=208&choice=9
  ちょっと語らせて!(もしくは、そのほか!)
     詳細をこのメールに返信ください!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「ぜひ語ってみたいことって?」の結果は公開中。ぜひご覧下さい。
⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vol207/PlonePopoll_results2
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┗編集後記

こんにちは、編集人です。海外では多くの会社や研究所で、コーヒーブレイク
やティーブレイクを取り入ているそうです。10〜15分ほどみんなで集まり、
チョコレートやドーナツなどの甘いものを食べながらリラックスします。
こういった光景は、時々アメリカの映画のシーンにも出てきますよね。
このブレイクは、脳のリフレッシュにも非常にいいようです。また、多くの人
に会って話をするなど、脳にも違った刺激を与えることもよいそうです。
仕事や職場や個人によってさまざまな違いがありますが、上手にリフレッシュ
を取り入れて、さらに仕事がはかどるようにしたいものですね。(上田雅美)

今週の強引な一言
*** 「全軍を指揮する者が弾の後ろで叫んでいては、勝つ戦いも勝てんよ」
(レビル将軍)***
日本のソフトウェア業界のキャリアパスでは、偉くなればなるほど現場から離
れ、ソフトウェア開発に携わる時間が減ってゆくことが多いようです。仕方の
ないことかもしれませんが、それに伴って現場の目線をなくしてしまうとすれば、
それはとても残念なことだと思います。
自分たちと同じ目線で語り、行動を共にしてくれるリーダーの元でこそ、メン
バーは全力を尽くして闘えるというものではないでしょうか。
出典:機動戦士ガンダム第26話
(dot.)

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