Date:  Wed, 11 Jun 2008 18:28:51 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2008-22号】
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                          No.238 2008/6/11

■ I N D E X
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┣【Topics】Ruby on Railsを使いこなすための特選レシピ集発売!
┣【Topics】オブラブ夏イベント アジャイル開発トラック追加募集(6/19)&見学自由
┣【特集】「議事録ワークショップ」で、議事録を見なおそう!
┗【プログラミング】Flex2で体験するリッチクライアント[6]

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 Ruby on Railsを使いこなすための特選レシピ集発売!
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・ 

「Railsレシピブック 183の技」が発売となりました。著者は日本Rubyの会会長の
高橋征義さんと、オブラブスタッフの諸橋恭介さん。
次週のメルマガでは、「Railsレシピブック 183の技」のブックレビューを速報で
お届けします。そちらもお楽しみに!

初めてRailsを使う方から、すでにRailsでいくつかアプリケーションを作って
みたけれどももっとよりよい方法を知りたいという方まで、すべてのRailsプロ
グラマ必読の一冊です。お楽しみに!

▼「Railsレシピブック 183の技」(出版:ソフトバンククリエイティブ)
  高橋征義、諸橋恭介 (著) 
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797336625/xpjp-22

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 オブラブ夏イベント アジャイル開発トラック追加募集(6/19)&見学自由
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・ 

「開発アジャイル体験 XPブートキャンプ 2008」はおかげさまでいち早く満席
となってしまいましたが、急遽追加募集をすることになりました。
詳しくは来週のメルマガにてお伝えします!」

【追加募集概要】
 募集実施日 : 6月19日(木)
 詳   細 : 6月18日(水)発行のメルマガにて案内
 問 合 せ : 2008summer@objectclub.jp

また、「開発アジャイル体験 XPブートキャンプ 2008」セッションでは、見学を
自由にできることにしました。ほぼ立ち見にての見学となりますが、見るだけ
でも!というかたは、ぜひ当日の休憩時間などにお立ち寄りください。
開発トラックの成果は、イベント後半全参加者の前で発表することになってい
ます。こちらもお見逃し無く!

これから申し込みというかたも、まだまだお待ちしています!

【イベント概要】 
 日  時:2008年7月1日(火) 10:00〜18:40 (懇親会19:00〜21:00)
 場  所:国立オリンピック記念青少年総合センター http://nyc.niye.go.jp/
 内  容:講演、ワークショップ
 参加費:講演会3000円、懇親会5000円(いずれも事前振込み)
 お申込:http://www.ObjectClub.jp/event/2008summer

スタッフによるブログも盛り上がってます!
▼ラブ!オブラブ!
  http://d.hatena.ne.jp/objectclub/

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┗【特集】「議事録ワークショップ」で、議事録を見なおそう!

こんにちは、永和システムマネジメントの川上です。オブジェクト倶楽部2008
夏イベントで議事録についてのワークショップを担当します。よろしくお願い
します。

さて、皆さんは「議事録」についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。
あくまで所感ですが、議事録については以下の様なネガティブなイメージを持
つ方が多いような気がしています。

・必要だと思うが、書くのに時間がかかり大変
・しっかりした議事録を書けるメンバが少ない
・書いても誰も見ないので書かない
・議事録を書く暇があるのなら、プロダクトコードを書くべきである
・仕様変更を防ぐためには必要だが、顧客を満足させられない

しかし、プロジェクトを振り返ってみると、議事録が無いためにとても困っ
た、という経験は一度や二度ではないはずです。

今回の「議事録ワークショップ」では、「なぜ、議事録を書くことができない
か」から「議事録を書くコストを減らし、如何に有効に活用するか」をみなさ
んと考えていきたいと思います。そしてさらに、議事録を書くことはどこのプ
ロジェクトでも問題になりがちな「コミュニケーション問題」をも解決する
キーになると感じています。それは何故か、などもワークショップで明らかに
していくつもりです。

今回のワークショップでは、小グループに分かれてのディスカッションも企画
しています。そこでは参加者全員が自由に意見を言うことができます。小グ
ループなので緊張せず気軽にお互いの考えをやり取りすることができるはずで
す。様々な意見を聞くことができ、自分のプロジェクトに照らし合わせ、何を
すべきかを考えることができる貴重な場にしたいと思っています。

日ごろ議事録にネガティブなイメージを持っている方にこそ参加してもらいた
いワークショップです。皆さんのご参加をお待ちしております。(川上)
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■
┗【プログラミング】Flex2で体験するリッチクライアント[6]

孫さんも参加していたWWDCですが、iPhone一色で、何かMacの話題がないかな?
と思っていたのですが、わずかでした。次のOSは「Snow Leopard」らしいです
が、大きく取り上げられませんでしたね。
しかし「雪豹」ですか、Leopardからあまり変わらないよ、ということを意識さ
せる感じですね。
それからiPhoneですわ。SoftBankというのはわからないでもないです。ジョブ
スが大株主であるディズニーの携帯はSoftBankのプラットフォームを借りてま
すしね。7月11日発売に向けて、すでに予約がすごいことになっているとか!!
それと、DoCoMoが出すPRADA携帯はPRADAのロゴの下にDoCoMoマークを入れちゃっ
てるんですよ。
iPhoneがDoCoMoから出るとして、林檎マークの下にDoCoMoマーク??
ありえなーーーい。

さて前回[*1]は画像を鏡面効果加工してみました。
今回のメルマガでは、画像を横に並べて、中央の画像以外は台形表示する手順
を整理します。

■Blogと連動してみた。
これまでの記事を含め、徐々に文字で解説する限界を感じてきたので、Blogで
補足することにしました。
http://my.opera.com/sizuhiko/blog/index.dml/tag/CoverFlow

過去の手順を含め解説していますので、ご覧ください。メルマガ記事では、
内容を抜粋して紹介します。

■要素を並べて、繰り返し表示するにはRepeaterを使う
Flashでは、Boxを使うとBox内に要素を並べることができます。
BoxにはHBox(横並び)とVBox(縦並び)の実装があり、CoverFlowでは横並び
を利用します。HBoxを使って以下のようなコードを書けばよいのですが、

<HBox>
   <local:ImageReflector id="imageReflector0" />
   <local:ImageReflector id="imageReflector1" />
   <local:ImageReflector id="imageReflector2" />
   <local:ImageReflector id="imageReflector3" />
</HBox>

これだとImageReflectorを必要な分記述しなければいけないので、かなり面倒
です。そこで、繰り返しを便利にしてくれるRepeaterという要素があります。
上記のコードは以下のように記述できます。

<HBox>
   <Repeater id="rp" dataProvider="{dp}">
     <local:ImageReflector id="imageReflector" asinId="{rp.currentItem}"/>
   </Repeater>
</HBox>

Repeaterで繰り返したい要素はdataProviderというパラメータで指定すること
ができます。dpは配列で宣言しておきます。例えば、

[Bindable]
private var dp:ArrayCollection =  new ArrayCollection(["482228350X", "4774133655", "4274066940", "422283143", "4839923221", "4873113202", "4797333502", "4822282295"]);

このように配列要素(ArrayCollection)に、amazonのasinidを指定していけば、
値が変更になった場合も簡単です。

■measureを修正して、個々の横幅を指定する
Flashが個々の要素の幅を決定するときに呼ぶmeasure関数で、選択要素は等幅、
それ以外は台形変形したときに横幅を指定するようにします。 そうすると角度
によって各画像の幅が変わっても、ぴったり詰めて表示することができます。

if(selectedIndex == repeaterIndex) {
     measuredWidth = _content.getExplicitOrMeasuredWidth();
}
else {
     measuredWidth = tiltingWidth;
}

selectedIndexはMXMLとバインディングしている変数ですが、repeaterIndexは
どこにも出てきません。これは自分のコントロールがRepeaterの中にある場合
に有効な変数で、自分がRepeaterの何番目かを知ることができるのです。
ですからMXMLから指定された選択Indexである場合は、画像の幅を指定し、それ
以外の場合はtiltingWidth(台形変形したときの横幅)を指定します。

■実際に描画する
updateDisplayListを修正して、ビットマップを台形変形するなどの描画を行い
ます。前回まではupdateDisplayListで直接画像を表示していましたが、
transformImageという関数に変形後の幅を渡して画像を描画してもらうように
します。
今回追加したtransformImage関数では、KazuhikoArase氏の四角形の自由変形と
いう記事[*2]に掲載されている、TransformUtilクラスを使っていますので詳し
い仕組みは、元記事を参照ください。

■次回予告
アニメーション表示に取り掛かりたいと思いますのでご期待ください。

[1]:これまでのメルマガアーカイヴ
   第1回 : http://www.ObjectClub.jp/ml-arch/magazine/209.html
   第2回 : http://www.ObjectClub.jp/ml-arch/magazine/214.html
   第3回 : http://www.ObjectClub.jp/ml-arch/magazine/228.html
   第4回 : http://www.ObjectClub.jp/ml-arch/magazine/232.html
   第5回 : http://www.ObjectClub.jp/ml-arch/magazine/238.html

[2]:四角形の自由変形(KazuhikoArase氏)
http://www.d-project.com/flex/009_FreeTransform/
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┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

今週は「時々困るビジネスマナー」のホントのところ。とある会社に用があっ
て電話をしたところ、はじめに電話に出た人はどうやら緊張気味。丁寧に話そ
うと思えば思うほど敬語が解らなくなって真っ白!という場面がありました。
他人事だとのんきに笑っていられますが、いざ自分が電話に出るときを思うと、
実は笑っていられないということはないでしょうか?
さて、今日は皆さんにこんな質問です。「時々困るビジネスマナー」は何ですか?
教えてください。

  ビジネス文章の書き方。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=203&choice=0
  敬語。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=203&choice=1
  座る時やエレベーターの中の席次。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=203&choice=2
  電話の対応。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=203&choice=3
  相手への紹介(順番や呼び名など)。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=203&choice=4
  見送りや出迎えなど。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=203&choice=5
  名刺交換。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=203&choice=6
  困ってません。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=203&choice=7
  それは秘密です。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=203&choice=8
  ちょっと語らせて!
     詳細をこのメールに返信ください!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「議事録活用してますか?」の結果は公開中。ぜひご覧下さい。
⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vol202/PlonePopoll_results2
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┗編集後記

こんにちは、編集人です。みなさんの職場に「置き菓子」BOXはありますか?
職場に菓子専用のボックスを設置し、利用者は箱から出すときに自分で料金を
いれます。決まったサイクルで業者が在庫の補充や集金に来るというものでし
て、いまや数十億円の産業となっているそうです。
我がオブラブスタッフの仕事場にもこの「置き菓子」BOXがあり、大活躍です。
メタボリックも気になっちゃいますが、「気分転換」「会話のきっかけ作り」「なに
かのときのちょっとしたお礼」などにとても重宝。特に、男性には「甘いお菓子
を店頭だと買いにくい」という理由で支持がたかいという話でした。
「おやつ」ってエンジニアにとっては重要なアジャツール!「エネルギー補充」を
をして、楽しく日々を健康に乗り切るツールでもあるんですよ。(上田雅美)

●アジャツール - Agileなツール紹介記事
 http://www.ObjectClub.jp/ml-arch/magazine/140.html

今週の強引な一言
*** 「敵を目の前にしても捕捉されんとは奇妙なものだな。科学戦も詰まる
     ところまで来てしまえば、大昔の有視界戦闘に逆戻りという訳だ」
                                                          (シャア)***
昨今ではさまざまな環境で、ライブラリやフレームワークやツールなどが豊富
であったり、インターネットや書籍などで知識の高速道路化も進んでいたり、
新しい技術の習得の障壁は日を追う毎に下がっているのを感じます。一方で、
仕事でこのような新しい技術を投入しようとすると、ありきたりではないまだ
誰も試していないような使い方をすることになり、一行一行デバッグをしなが
らパッチを当てるなど力でなんとかねじ伏せなければならなくなったりもする
ものです。
しかし、それこそが一朝一夕では身につかない本当の技術力で、いつの時代に
も色あせない技術力と言えるものではないのかな、と思ったりもします。
(dot.)

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